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城内のご案内
[復元天守閣概要] 延面積 381㎡ 高さ 20.2m(含鯱1.7m)、三層
            鯱 高さ 1.7m、重さ250kg 天守台 12.54m(石垣)

1 階
企画展示コーナー、情報コーナー

 1階には、諏訪の伝統行事や郷土に関する企画展示コーナーをまた、諏訪を訪れる旅行者の方々へ観光情報をご提供しています。

企画展示コーナー
御枕屏風

【御枕屏風(おまくらびょうぶ)】(複製)
 高島藩三代藩主 諏訪忠晴が、寛文4年(1664年)画工に命じて作らせたとされる物です。座右に置いて執務を執ったので「御枕屏風」と名付けられました。江戸時代初期の村落の所在や高島城、城下町などの姿をうかがい知ることができる貴重な資料であり、美術的にも優れています。
2 階
資料室「高島城の歴史」
 2階は高島城ゆかりの資料を展示する資料館で、「築城」「藩主」「藩士」それに「藩政」の4つのテーマを設け、それぞれ関係する貴重な資料を展示しています。藩主が用いた調度品や藩主の手による文芸作品、藩士の使った武具類、また藩政に関する重要な古文書類など、高島城や高島藩の当時の様子を知ることができます。

藩主コーナー「代々の高島藩主」
永高院遺品

【永高院遺品と藩主より拝領した品々】
(高国寺 蔵)

 永高院は3代藩主忠晴の生母(2代藩主忠恒の側室。京都出身)で、茶道具の他にも観音図・文箱・硯箱・膳椀などが高国寺(諏訪市諏訪)に遺されました。同寺には藩主から拝領した大皿、香炉なども伝わっています。
3 階
展望コーナー
 最上階からはかつての城の堀だった諏訪湖や、天候がよければ遥かに富士山の美しい姿を見ることができます。また、江戸時代の高島城の様子を描いた古絵図の写真や、幕末の高島城を再現した模型なども展示し、「諏訪の浮城」としてその風光明媚な様が称えられた雰囲気を感じることができます。

展望室
高島城修復図

【高島城修復図】 〈写真展示〉
(高島藩主諏訪家文書、原資料は諏訪市教育委員会 蔵)
 江戸時代前期の絵図を見ると、周りが水に囲まれ、「諏訪の浮城」と称されたことをうかがい知ることができます。
かつての高島城天守
取り壊される前の高島城天守の内部がどうなっていたかは、詳しい資料がないためよくわかっていません。しかし古老の話を記録を残したものがあるので、それを紹介します。
 1階は6間半四方といい、唐破風屋根のついた入口を入るとその右方に2階へ登る階段が、左方に番士が勤務する「湯呑所」という10畳の部屋があり、その他は広い板敷きで「武者走り」と称していたといいます。
 2階は5間四方で、その中は3室に仕切られており、軍議評定の間とされる20畳の大広間、その奥に15畳の「上使聴問の間(上段の間)」と「上使休息の間」という2つの部屋がありました。
 3階は三間半四方で、その中を4室に仕切り、藩主の休養に用いるという8畳間と、秘密事の協議をする「焼火の間」という6畳間がありました。各部屋の襖には代々の藩主の書画を貼り、見事だったといいます。

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